★精神科とは?

診療科目の名の通りですが、精神に関する疾患を対象に診察・診断・治療を行うのが精神科の持つ役割です。

内科のように明らかにどこかの部位に問題があると断定するのが難しい点が特徴的であり、また、外科のように手術を伴わない治療が主流である点も特徴的。
問題があるとすればそれは精神、つまり「心」なので、他の分野と比較しても原因や問題を突き止めるのが非常に難しい診療科であると言えます。

精神科医に求められるもの①「距離感」

そんな精神科の医師に求められるのは、適切な診断と治療を行うことはもちろん、患者さんとの距離感の取り方です。
心に問題が抱えている人は、コミュニケーションが上手に取れない場合も多く、そのような人たちを治療することは容易ではありません。

投薬によって治療していくことも多いのですが、その薬を飲むことの意味を見出せず拒否する患者さんもいます。
この辺りも他の診療科とは少し異なってくる部分です。

内科や外科などもコミュニケーションが重要であり、人と接するという部分においては同じなのですが、精神科の場合にはそれとはまた別のポジションで患者さんと接することが必要となってきます。

それには専門的な知識のみならず、根気も必要とされるでしょう。
粘り強く長期的に寄り添っていかなければ精神的な疾患を乗り越えることができません。

★精神科医に求められるもの②「時間の共有」

1人の患者さんと、より多くの時間を共にするのが精神科医です。
患者さんによってそれぞれ治療法や接し方などは異なってきますが、この「時間の共有」という点に関しては、他の診療科と比較しても、非常に濃密なものとなるはずです。

★医師の精神にも負担が大きい科目

対象となる疾患は、うつ病、認知症などの記憶障害、パニック障害、摂食障害、PTSDなど多岐に渡ります。
年齢も子供から高齢者までと、非常に幅広いことも特徴のひとつです。

精神科医の仕事内容は、言葉で表現するよりもずっと大変なもの。
転職し別の科目に移ろうと考える人はいても、逆に転職して精神疾患を診ようと考える医師が少ないのが現状です。
その理由は上で示した通り、医師の精神にも大きな負担がかかるからです。

★精神科に転職する医師が少ない為、非常に重宝される存在

そのため、現状でも需要という意味では非常に重宝される存在と言えます。
供給が間に合っている地域の方が少なく、全国各地でこの科目の医師を求めている状態。
狙い目という言い方はおかしいかもしれませんが、転職を検討する人にとっては、求人情報収集に困ることはありません。

将来的なことを考えても、これは同じであり、むしろ需要は増えていきます。

その理由として、高齢による認知症、多様性が増すことによるうつ病の発症者数増加、美容の意識が高まることによる摂食障害患者数の増加などが挙げられ、より精神科医のニーズが高まることが予想されます。