★小児科とは?

子供に何か好ましくない症状が出れば、親御さんはまず小児科を訪れます。
15歳ほどまでの子供を担当しますが、大人の患者さんとは異なる対応が求められます。

この診療科目の重要なポイントは、内容云々よりもまずはこの点にあります。
しかし、対応しなければならないのは子供だけではありません。
その親御さんにも上手に対応する能力が求められるのです。

その上で、子供特有の病気に関する知識や、投薬やその他の治療にしても、大人とは異なった点が多々あるため、医師にとっては非常に神経を使う場面が多くなります。

必要な能力①「少ない情報であらゆる疾患を想定する能力」

年齢にもよりますが、自身の症状を上手に伝えられない子供も当然おり、情報が少ない中で診察し、診断を行っていかなければいけません。
あらゆる選択肢を見出せる能力、その中から疾患などを想定し、取捨選択を行っていく能力など、非常に高いイマジネーション能力が求められる点も、この診療科の大きな特徴のひとつです。

必要な能力②「子供に対し細かな変化に気がつく能力」

子供に対するコミュニケーション能力はもちろん、細かな変化に気がつく能力も求められます。
やはり少し特殊な適性が求められると言えそうです。経験の豊富さと蓄積も、当然必要となってきます。

必要な能力③子供の患者さんとその親御さんに対する対応能力

大人の患者さんは症状が現れても我慢できることも多いですが、子供はその我慢の仕方を知らないケースも少なくありません。

それ以上に親御さんが我慢できず、時間外に診療に訪れることも非常に多い。
こうした部分に対応しなければならない大変さもあります。
子供の患者さんと一緒に親御さんのことも診ているという意識も求められてくるのです。

画像出典元:http://www.miyakomainichi.com/2010/10/7837/

★少子化が進むからこそ複雑な課題を課すケースが多くなる

少子化によって今後の需要は減ると考える人もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
この分野はこれまで同様、常に需要がありますし、むしろ増してくるという意見も多々あります。

その理由は、少子化が進むからこそ、親御さんの子供に対する意識が変化し、医師や病院に対して複雑な課題を課すケースが多くなるからです。

また、求める内容も広がると考えられるため、それに応えられる医師の重要性が増すことは間違いありません。

★アレルギーを抱える子供の数は増加傾向にある

さらには、子供の数は減っていても、アレルギーを抱える子供の数は増加傾向にあります。
アレルギーの他にも罹患者数が増えている疾患もあり、これからも増えるかもしれません。

つまり、少子化と言えども、医師にかかる患者数が減ることはないのです。

子供が好きという感情だけでは小児科医は務まりません。
想像以上に大変な業務内容であり、また、小児科医ならではの適性も備えておく必要があるため、それにマッチするかどうかを熟考した上で転職先の候補として考えるようにしましょう。