★リハビリテーション科とは?

身体だけではなく心、つまり精神にも何らかの疾患を患っており、それによって運動機能に障害が現れた時、その障害を治療や指導等によって正常な状態に近づけるのがリハビリテーション科の役割であり、主な仕事内容です。

単に運動機能を回復させるだけではなく、いかに日常生活に適応するか、あるいは職業復帰するかなども考える必要があります。
そのための専門知識は当然必要であり、さらに常に患者さんと一体になってリハビリを継続していくため、他の診療科目とはまた異なった精神的なタフさも求められるのです。

また、まだ失われていない運動機能をどのように有効に活用するのか、そのための治療や指導も行います。

★疾患・患者さんに合わせた治療を行う

目的は非常にシンプルであり明確なのですが、患者さんによって運動機能を失った疾患も経緯も、そして性格等も異なるため、それらに合わせた治療を行っていくことが必要。

脳卒中などによる後遺症によって生じた麻痺、頭部や脊椎などに損傷を受けることによる運動機能低下、リウマチなどによる関節の疾患など、リハビリテーション科医が担う症状などは多岐に渡ります。

具体的な治療内容としては、熱や電気による治療もあれば、継続的な訓練によって回復を促すこともあります。
装具や器具などにより補助を付けながら行う治療や薬物療法なども当然行われています。


転職先・転科先として注目されている理由①「医師不足気味」

実はこのリハビリテーション科、数多くある診療科目の中でも、転職先・転科先としての注目度がにわかに高まっているのです。

まず、需要が増してきていること。
「リハビリ」という言葉は世間一般にも浸透していますが、それを担う医師の存在は不足気味。

にもかかわらず高齢者の割合が増えてきています。
健康寿命に対する注目が高まり高齢者の意識が変化していることも、需要が増している理由のひとつ。

仮に病気などによって運動機能が低下しても、それを放置せずにできるだけ自らの力で生活しようとする人が増えれば、当然、リハビリ科医のニーズが高まります。

転職先・転科先として注目されている理由②「他の診療科目から転科しやすい」

加えて、他の診療科目から移っても対応しやすいという点も、転科先として注目が高まっている理由のひとつ。

事実、今現在既にリハビリテーション科で業務に当たっている人の中には、外科や内科から転科してきた医師も少なくありません。

元外科医などは骨や関節の構造に関する知識にも長けており、また、患者さんと密に接することができる点では内科医の経験も活かせるため、これまでのキャリアを無駄にせずに済むという点からも人気の転科先となっています。

転職を考えている医師の方にとっては、キャリアを活かして働ける点で注目すべき診療科と言えるでしょう。