★救急科とは?

どの診療科目にも専門性が伴います。
それぞれに特化した専門性を要し、患者さんと接する中でそれを発揮していくのです。

しかし、救急科に関しては、何が専門なのかハッキリしないという声があったのも事実。
少し前までは同じ医師からもそう見られていることが多く、この点に関しては明確な答えがありませんでした。

しかし、今ではそれも見直されてきています。

救急科が行うべき業務内容というのは、緊急の患者さんに対しての処置。
それは血管系の病気かもしれませんし、事故による損傷かもしれません。
どのような患者さんが運ばれてくるのかはその時々により異なりますが、それに適切に対応する能力がこの診療科目の医師には求められます。

★幅広い知識と経験が必要

患者さんの抱える問題や症状、そのレベルはその都度異なります。

救急隊員などと連絡は取り合いますが、実際に対峙しなければどのような対応をしなければならないのかわからないことも多いため、非常に幅広い知識と経験が必要となります。
場合によっては他の診療科医とも連携しなければいけません。

★ドクターヘリを使用した医療行為を行う場合もある

また、近年ではドクターヘリなどの認知度も上がってきましたが、これにより現場に急行し、その場で医療行為を行うこともあります。

もちろん、ドクターヘリで運ばれてきた患者さんの処置にあたるのも救急科医の役割。
緊迫感のある現場で常に気を張っている必要もあり、精神的にも肉体的にも非常にハードな仕事となることは言うまでもありません。

★緊急性がある患者さんがいる以上、救急科の重要度やニーズは無くならない

この診療科の存在によって多くの命が助けられているのも事実。
市民権を得ることにより、確かな必要性と重要性が認知されてきています。

一刻を争う症状の患者さんがいる以上、この診療科の重要度やニーズは決してなくなることはないのです。

現状でも、助けられたかもしれない命を失っているケースは少なくありません。
つまり、今後の課題が決してなくなることはないという事実も、この診療科目や、それに従事している医師たちが背負わなければならないこと。

より多くの患者さんを助けるためにはどうすればいいのか、常にこれを考え答えを見出していかなければならないことを考えると、需要はもちろんですが、ここで働く意義もより一層強まるのではないでしょうか。

画像出典元:http://www.emalliance.org/

★「より多くの命を救いたいという」理由で転科先に選ぶ医師も多い

事実、他の科からの転科先として選ばれることも多く、特に外科系から転職する医師が多く存在しています。
より多くの命を救いたいという医師としての矜持(きょうじ)が主な理由であり、そのような行動に起こさせる動機となっているようです。

高齢化社会が進めば、脳や心臓、血管などの疾患により病状が急変する高齢者も多くなると予想されます。

そうした人たちの命を救うのが救急科の役割であることから、他の診療科目と同様に、需要はますます増えていくことは確実でしょう。