★しっかりとした考えとビジョンを持って転科しよう

転職を機に、従事する診療科目を変更しようと考える医師が近年増加しています。
これまで勤め上げてきた仕事に対して不安や違和感を感じていればいるほど尚更その思いは強くなる傾向にあり、「転科して一から出直そうと」いう気持ちにさせるようです。

ただ、何の考えもビジョンも持たず闇雲に転科しても意味はありません。
医師として働いていればそのようなことはないと思いますが、あらゆる要素を考慮しながら転科を検討する意識が求められます。

人材不足が叫ばれている医師の転職であっても、将来性を一切考えずに転職することはナンセンス。
そして、その将来性は診療科目にも目を向けなければ見えてはきません。
特に、需要が増えるかどうか、この観点で各診療科を注視することも忘れないようにしてください。

★需要が増える「内科」

将来性がある、つまり、これから需要が増えると考えられているのが内科です。
これは多くの医師が認めるところ。高齢者が増え、あるいは新規の薬剤の登場などにより、この診療科の重要性は増すと考えられています。

これまでは外科的な手術を行っていた病気や疾患などの治療も、新しい薬剤や技術などにより内科でそれが行えるようになると考えられ、これも需要が増す要因になるとみられています。

画像出典元:http://prodoc2000.byoinnavi.jp/pc/

★広い視野で診察を行う「総合診療科」

総合診療科も、将来性がある診療科目のひとつ。
専門分野に関して深い知識や技能を持った医師がたくさんいることは素晴らしいことなのですが、それによる細分化が過剰となり、広い視野で患者さんを見られる医師が減ってきているという声があります。

そんな中で、固定観念に囚われずに広い視野によって患者さんの診察を行おうという考えのもとに設置されているのが、この総合診療科。
海外では当たり前の傾向となっているのですが、それに倣い、今後日本でも必ず需要が増すと言われています。

★少子高齢化でニーズが増える「リハビリテーション科や精神科」

リハビリテーション科や精神科も、今後ニーズが増えると予想されていますが、これらも少子高齢化と無関係ではありません。
やはり現在の日本、あるいは未来の日本を見据えると、高齢者に視点を置いた診療科の重要度が増すことは確実であり、この現象は無視できないものとなります。

★将来性、自らの能力や希望、キャリアなどを多角的に見て転職をしよう

転職によって診療科を変えたとしても、そこに必要な知識などを即座に蓄えられるわけではありません。
また、それぞれの科目に適した性格もあり、適性として求められる要素は1つや2つではないのです。

将来性や今後のニーズに着目することは重要ですが、それのみで転科しても意味はないでしょう。
むしろキャリアに傷をつけることに繋がり、誰ひとりとして得をしません。

医師の転職は世の中のニーズ、加えて自らの能力や希望、キャリアなど多角的な要素によって決定されます。
それを見極めることこそ、転職先を決める上で重要なことだと覚えておきましょう。



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★【メガネ先生のケース】医師が転科を考えたら・・・

脳神経外科医:メガネ先生

最近漠然と思うんです。
「このまま同じ診療科にいていいのだろうか?」って。
オサム先生は、そう考えたこと無いですか?

小児科医:オサム先生

過去に全く無いって言ったら嘘になるけど…。
僕は今の小児科でまだまだ学ぶことがあると思ってるから転科する予定はないですよ。
メガネ先生は今の脳神経外科から、どこか転科したい希望の科はあるんですか?

メガネ先生

オサム先生も過去には考えたことあったんですね。
僕は後遺症と闘う患者さんと接してきてもっと密接に関わりたいと思っているんです。
今のままだと、そこまで患者さんに踏み込むことは出来なくて…。
だからリハビリテーション科に転科したいなぁ、って思ったりするんですけど…。

オサム先生

リハビリテーション科かぁ!
メガネ先生は外科としての技術はもちろんありますが、
困った人を放っておけないところあるじゃないですか。
だからリハビリテーション科はいい選択だと思いますよ。
それに脳神経科の専門知識をリハビリテーション科なら活かせると思いますし!

メガネ先生

そう言ってもらえて嬉しいです。
脳神経外科医は僕も誇りをもってやっていますが先のことを考えると不安になるんですよ。
今はまだ30代だから体力的にも大丈夫だけど、もっと歳をとって長時間の手術をするだけの体力があるかな。とか。
あと万が一、ミスしてしまって訴訟起こされたりとか。
そーゆープレッシャーでたまに押し潰されそうになるんですよね…。

オサム先生

その不安要素は外科医には、ずっとつきまとうリスクですよね…。

メガネ先生

そうなんですよ。はぁ…。
どうしよう転科、本気で動きだそうかなぁ。

精神科医:波平先生

メガネ先生、オサム先生。横から失礼!
近くを通りかかった時に2人の会話が聞こえたものだから。
僕、転科経験者なんだ。
僕もメガネ先生くらいの年齢の時に内科から精神科へ転科したんだ。

メガネ先生

えっ!波平先生そうだったんですか?!
ずっと精神科1本でやってきたのかと思ってました!!
経験者がいて心強いです!詳しく教えてください!

波平先生

きっかけは激務により体調を崩したのをきっかけだったんだ。
その頃、精神的に辛くて、いっそ医者を辞めてしまおうかと悩んでいた時期だった。
だけどその時に、知り合いの精神科医の先生に話を聞いてもらったりして、
僕も精神的に疾患を抱える患者さんを救えたらいいな!と思ったんだ。
それで内科とはまったく違う精神科に未経験で転科したんだよ。

メガネ先生

そうだったんですか…。
波平先生は全くの未経験の科目で大丈夫だったんですか?

波平先生

そりゃあ、大変だったよ!
これまでのキャリアをすべて捨ててまた1からやり直すようなものだからね。
年収も下がったし、覚える事もたくさんだった。
だけど、今はあの時転科して良かったと思っているよ。
今後ますます高齢化社会が進んで、精神科医は必要とされると思うしね。

オサム先生

認知症の患者さんも増加傾向にありますもんね。
そーゆー患者さんのケアには精神科医は必要不可欠です。

波平先生

そうだね。患者さんのケア、患者さんの家族のケア。
少しでも心が軽くなるようお手伝い出来ればいいと思っているよ。
メガネ先生も、今の科目に迷いがあるなら転科してみたらどうだい?
その変わり、今後希望する科目に自分のニーズがあるか、知識や技術を活かせるのかしっかり考査しないといけないよ。

メガネ先生

はいっ!今の波平先生の貴重なお話を参考にさせて頂きます!!

波平先生

最近は医師転職支援サービス等で、キャリアコンサルタントがヒアリングしてくれるみたいだから、もし一人で行き詰まってしまったら相談してみるといいよ。

メガネ先生

そんなサービスがあるんですね!頼もしいです!
波平先生、オサム先生どうもありがとうございました!!



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